武花流名取会 研修会

9月15日(月)の敬老の日に、民謡武花流の名取会の研修会が川崎教育文化会館で行われました。恒例の研修会ですが、その後の親睦会のお楽しみもあり、参加者の皆さんは心も衣服も普段着の軽やかな感じで会場に着席されました。

研修会開催にあたり、民謡武花流家元 武花烈子先生よりのご挨拶。

武花紫緒希先生より年次報告があり、武花流二代目会主 武花千草先生より今日の研修会の式次第についてのご説明に引き続き、課題曲の「生保内節」の節回しなどのポイントについての解説とお稽古、そして合唱曲として「出船音頭」のお稽古。そしてこの度の研修会での課題曲として「南部磯節」について烈子先生と千草先生より懇切・濃密なお稽古時間を頂きました。

難しい曲をさらりときれいに唄われると生徒さんは何となく唄えると錯覚するところが民謡マジックの魔力であり、さて、唄う立場になると何とその難しさにすぐさま心を打ち砕かれるという、それがまた民謡の持つ魅力でもあるという何とも不思議な日本文化の深さというものでしょう。

研修が終了すると、参加者の皆さんの唄がご披露されました。順番のくじ引きが行われ、番号順に次々と舞台に上がり、ご自分の得意とする唄や好きな唄が次々と紹介されました。三味線の伴奏は津軽三味線小山流総師範 小山竜浩師匠と吉村麻梨乃さんのお二人。太鼓・鳴り物は梶原実乃梨さん。大勢の生徒さんの伴奏をご担当下さることに感謝、感謝です。

と、次々のご出演ですが、しかし、この会場での時間はここまでとなり、続いて川崎日航ホテルの親睦会に移動します。そこには金屏風のステージが設えられており、食事をしながらくじ引きで後半になった方々の唄がご披露されます。


テーブルに乾杯用の飲み物が運ばれ、武花栄風先生よりのご挨拶と乾杯の音頭で「かんぱ~~い!」

続いて武花烈子家元からのご挨拶。

テーブルに食事が運ばれ、それぞれのテーブルは和気あいあいのお話と笑い声。

司会進行をご担当下さった武花紫緒希先生より第二部の始まりが告げられ、唄われる方のお名前と曲名がマイクから流れます。

金屏風を背に、三味線、太鼓とお囃子で気持ちノリノリ。参加者はディナーショーさながらの宴会気分でこちらもノリノリ。次々と唄い継がれて宴もたけなわ、っというところで先のお楽しみは来年の研修会までのお預けとなり、終演を迎えます。

続くお楽しみコーナーではくじ引きによるプレゼント。番号が呼ばれて笑顔いっぱいに手に手に当選した「いいもの」を見せ合ったり、終演にふさわしい和やかなひと時。


三味線伴奏で出ずっぱりの竜浩師匠が締めのお言葉と三本締めのお手拍子がシャンシャン鳴り響き、大きな拍手で武花流名取会 研修会&親睦会のお開きとなりました。


武花烈子家元、武花栄風先生、武花千草二代目会主、小山竜浩師匠、武花紫緒希先生、吉村麻梨乃さん、梶原実乃梨さん、長時間に渡る研修会及び親睦会の全工程を滞りなく進行下さり、誠に有難うございます。


来年も楽しみに、宜しくお願い致します。

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